2015年10月28日水曜日

プーチンと会談のサルコジ ロシア訪問は独裁者アサド支援が目的

ロシアのプーチン大統領と会うために明日28日にサルコジ前大統領はパリを飛び立つ。ダチ元法務大臣や共和党議員議長のジャコブ氏、ロンゲ元防衛相、ルルーシュ同党国際問題担当者などを随行するという。まるで現大統領気分の陣営で、すっかり色あせて失われてしまったサルコジの栄誉を取り戻そうとしているかのようだ。28日にはプーチン大統領と会い、大学でシリア問題などを話すと見られている。これは問題を更に拡大し悪化させるものだと、サルコジ支援の共和党員側でさえも危険視している。ある自由業者は、これ(サルコジ)が選挙で選ばれたのならその後は大変なことになると言っていると、国営ラジオ・フランス・アンフォは報道した。(パリ=飛田正夫2015/10/28 2:13日本標準時
多くのフランスの議員や企業家はシリアの独裁者アサド大統領を支援するプーチン大統領と会うべきではないと考えている。

しかしサルコジ氏は2008年7月14日のパリ祭に独裁者アサドを仏大統領官邸エリゼ宮殿に招待し、コンコルド広場での仏軍隊のパレードを閲兵させていて、その手前もあるのかアサド支持にはいまでも変化はないようだ。

フランソワ・オランド仏大統領は、ロシアがシリア内のイスラム主義国家組織(EI)を空爆するのではなくて、シリア反体制側蜂起の市民をテロリストと呼んで空爆していることで、10月初めに「ロシアの熊は我々の連合国の一員ではない」と発言していた。パリジィエン紙によると2012年に大統領選挙で敗れて以来、サルコジ氏は今回の訪ロで3度めのプーチン会見になるという。

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【参考記事】

http://www.franceinfo.fr/actu/politique/article/les-chefs-d-entreprise-ne-veulent-plus-de-sarkozy-741271

http://www.leparisien.fr/politique/syrie-sarkozy-tend-la-main-au-diable-poutine-27-10-2015-5222679.php