(パリ=飛田正夫2015/12/26 14:01日本標準時)12月19日の国連(ONU)の安保理で合意された方向でシリア反体制側グループと暫定政権樹立へ向けて18カ月内に選挙が行われる。その交渉はジュネーブで外国を入れずにシリアの独裁者アサド大統領と反政府側との交渉が行われるとアサド側から発表された。交渉は1月末にジュネーブで行われるべきだと国連(ONU)では言っている。反シリア政府側のグループの選択はヨルダンが担当している。それに先立ちシリア反体制側の政治家と軍対が12月10日にリャド(Ryad)に集会しシリア政府との交渉は良いが、アサドの国外退去を先ずは暫定政権移行の始めに行うことを一致団結して要求している。これはロシアと欧州勢との争点でもある。
欧州勢はアサドの国外退出を希望しているが、ダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)がシリアやイラクを統制することも危険視している。アサド側は、ダエッシュ=イスラム主義国家組織(IS)でもシリアのアルカイダ系AL-NOSRA戦線でも蜂起市民側でも、政府に反対するものは全てテロリストと決めつけている。
【参考記事】
http://www.leparisien.fr/international/syrie-le-regime-d-assad-pose-ses-conditions-a-des-pourparlers-avec-l-opposition-25-12-2015-5400759.php
http://www.lepoint.fr/monde/bachar-el-assad-pret-a-des-pourparlers-avec-l-opposition-fin-janvier-25-12-2015-2005194_24.php