ボロレ氏というのは、サルコジ前大統領の友人で有名で、2007年の大統領選挙勝利ではサルコジとセシリア夫妻にジェット機付きマルタ島への豪華ヨット旅行をプレゼントしたメディア王バンサン・ボロレ氏への批判の風向きが強くなっている。
メディア王ヴァンサン・ボロレはフランス第10番の大富豪で、そのグループは木材・港湾・運送・紙・エネルギー・メディア・通信コミニュカション・ロジスティックなどの分野で総計59231人の雇用を持つ。
2014年にカナダのモントリオール近くの82人の労働者を持つリチーム電池を製造するバチューム工場(usine Bathium)では、ボロレの会社側との合意の勝利までストを続けた。この電池はボロレ考案のパリの町にもある「乗り捨て自動車」ブルーカー(Bluecar)の為のもの。カナダでの製造はフランス向けであった。会社側がケベックの労働法では禁止されているストを破壊する手段に訴えたことで、労働監視官が告訴し法律的な勝利を得たと、事件を担当したカナダの労働組合諮問委員のジャヤン-ロド・モラン(Jean-Rod Morin)氏は当時を回顧する。しかしながら我々は雇用の半分を失い、事業の一部がフランス本国へ移送されてしまったともいう。
海外に多くの企業を持つボロレ・グループは特にフランス国営放送テレビA2が取材・調査した番組(Complément d’enquête)の報道は、旧植民地カメルーンでのヤシ油生産関連で働く違法な奴隷的少年労働が写されていて、これが多くの批判を呼んだ。ヤシの植林が、環境破壊になっている事は論を待たない。しかしこれをボロレは全面的に否定している。
ボロレ・グループはアフリカのガボン、コンゴ、ギニア、コートジボワール、トーゴの港湾施設を売買取引で取得した。
民法テレビTF1のデモが開始されたころから、テレビの映りが殆ど全局映らなくなっていると電話接続会社への問い合わせが続出していることが分かった。原因はデモへの連帯なのかどうかはわからない。
【参考記事】
http://www.20minutes.fr/economie/1946867-20161021-greve-itele-peut-gagner-conflit-social-contre-vincent-bollore
http://www.francetvinfo.fr/economie/medias/crise-a-i-tele/crise-a-i-tele-quatre-moments-marquants-en-une-semaine-de-greve_1888009.html
http://www.20minutes.fr/economie/1946867-20161021-greve-itele-peut-gagner-conflit-social-contre-vincent-bollore
http://www.lemonde.fr/actualite-medias/article/2016/10/17/le-bras-de-fer-se-poursuit-a-i-tele-autour-du-cas-morandini_5014859_3236.html
http://www.lemonde.fr/actualite-medias/article/2016/10/17/le-bras-de-fer-se-poursuit-a-i-tele-autour-du-cas-morandini_5014859_3236.html
https://blogs.mediapart.fr/francois-fabregat/blog/140615/togo-condamner-bollore-limpossible-devient-realite-au-burkina-faso