2017年6月24日土曜日

マリーヌ・ル・ペンFN総裁の父親が 娘をパラノイヤ批判

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎samedi ‎24 ‎juin ‎2017‎‎-10:14:26)仏極右派国民戦線(FN)の創立者で名誉総裁のジャン・マリー・ルペン氏はFN総裁のマリーヌ・ル・ペンは「パラノイヤ」だと言って抗議している。マリーヌ・ル・ペンの父親ジャン・マリー・ルペン氏は、FNが仏大統領選挙の決選投票でも負け下院選挙でも当選者8名と敗北したのであって、仏社会党の総書記長カンバデリ氏の辞任に見習って娘のマリーヌ・ル・ペンも同様に責任をとり総裁を辞任すべきだと20日に発言して話題になっていた。20日のパリ北西部のナンテール市にあるFN本部での政治会議に駆け付けたジャン・マリー・ルペンは、そこで道路側の入り口の門に鎖が巻き付けられて中に入れなくされていた。それは中に自分の出席を嫌うものがいるからだとジャン・マリ・ルペンの掲載している「テレビ・ジャーナル№477」で言っている。マリーヌ・ルペンは引き続き二度に渡る失敗した現実を見ようとせずにこれを成功したとしているパラノイヤックなのであると語った。


ジャン・マリー・ルペンによると党を追放された後の裁判で、名誉総裁の地位は法律的に回復され承認されるものとなったという。政治委員がこのマリー・ルペンの判断を鵜呑みにするのではなくて、FNは選挙で100人が選ばれ後の20人は総裁が指名する中央委員会という120人からなる組織がある。これは年に一回の総会が決められていてそこでこの委員たちによって民主的に、今回の敗北などのような重大なテーマで会議をしなければならないのだが、一度もそれは開催されてないという。この失敗を問題視する論議さえも起こらずにいることは、マリー・ルペンがこの会議を開かないように党を牛耳っているからだと批判し党の将来を憂いている。

【参考記事】
http://www.20minutes.fr/politique/2093147-20170623-video-jean-marie-pen-accuse-fille-paranoia-petite-fille-lachete