2018年2月25日日曜日

米の高校生が 武器所持を許す法律廃絶デモ トロンプに抗議

(パリ=飛田正夫)15日に米フロリダのパークランド(Parkland)の高校で19歳のニコラ・クルーズ(Nikolas Cruz)は軍隊の使う23発弾そうの銃を使って70人ほどの高校生らに向かって発砲し、17人を射殺し15人を負傷させたこの事件で、高校生らが銃所持を許す総ての米国の法律を廃止しよう。酒は21歳だが銃の所持は18歳から認められているのは可笑しい。銃は軍隊と警察だけがもっていればよいと訴えて、トロンプ米大統領の国民に容易に武器所持を許す政策に反対する抗議運動が高校生の間から起きている。犯人のニコラは学校にもしばしば銃を持ち込み教師に注意されていた。この事件では近くにいた警官が駆けつけて身構えはしたが学校の中には入って行かなかったことが監視カメラに写っているが未公開で、この警官は辞任したが学校内に入って行かなかったことの理由は説明されてないのだという。パークランドの町は3万人ほどの人口で10人に1人が銃を所持していて、高校生はこれに真っ向から反対している。


銃所持に賛成の男性の話しでは銃による事件はその人個人の問題なので銃とは無関係だという。若者たちの意見は、ナイフならば大勢の人を一度には殺害できない筈だ、銃の所持を許しているから今回の様な事件が起きるのだとして武器を許す法律の廃絶を目指してデモ抗議をしている。

昨年はアメリカでは銃による掃射事件が350件ほどもあったという。米政府が銃の販売を許す事でトロンプが莫大な賄賂を銃器ロビー側からもらっているのだと高校生は批判している。有名高級品メーカーの米グッチはこの高校生の勇気ある抗議デモを支持し50万ドルを助成した。(フランス時間;‎24/‎02/‎2018‎22:50) 

【参考記事】

http://www.rfi.fr/ameriques/20180223-tuerie-floride-lycee-parkland-officier-arme
http://www.huffingtonpost.fr/2018/02/24/apres-parkland-gucci-donne-500-000-dollars-a-la-manifestation-anti-armes-du-24-mars_a_23369961/

http://www.lejdd.fr/international/fusillade-de-parkland-bientot-un-policier-dans-chaque-ecole-de-floride-3583286