2018年2月26日月曜日

シリア停戦合意後も爆撃が続行 国連決議の無力さが避難

(パリ=飛田正夫)シリアの独裁者アサド(Bachar el-Assad)によるダマス近郊都市ゴータ・オリエンタル(Ghouta orientale)への爆撃は、シリア反体制側蜂起側の最後の砦だとされる。17日の国連安保理による全員一致の30日間停戦合意可決後も、更に空爆が強化されて来ているのを見て市民たちはこの国連採決が、ロシアが停戦合意しようが拒否権を行使しようが意味を成さないことを理解し始めた。国連の無力さが既に避難されて来ていたが、。英国に本部を持つシリア人権監視擁護団体(OSDH)は死亡した子供や他の13人の子供たちが呼吸器系の痛みを訴えていることを指摘している。ロシアの防衛大臣はシリア軍の化学兵器使用を否定していて、蜂起軍側がシリア政府軍への中毒ガス攻撃を準備していると言っている。特派員を現地に送っているラジオrfiなどが報道。

ロシアが最終的に合意を決めるまでの3日間を時間稼ぎをして、その間に多くの犠牲者が出たことをアメリカは避難している。
この停戦合意はこの一週間で500人以上が死亡し負傷者も多くでていて、その負傷者を運び出すのと栄養失調状態の子供たちを救援する食料を搬入させる人権擁護の趣旨からであった。(フランス時間;‎26/‎02/‎2018‎14:52) 

【参考記事】
http://www.rfi.fr/moyen-orient/20180226-syrie-ghouta-orientale-bombes-impuissance-onu
http://www.lemonde.fr/syrie/article/2018/02/26/fragile-desescalade-dans-la-ghouta-orientale_5262492_1618247.html