2018年2月28日水曜日

市民の健康考え 排気ガス沈殿のシュトットガルトとジュッセルドルフで、古いジーゼル車禁止







(パリ=飛田正夫)27日、ライプツィヒのドイツ連邦行政裁判所が自動車産業都市としても世界的に有名なシュトットガルトとジュッセルドルフの二都市で古いジーゼル車の乗り入れを禁止する判決がでた。市民の健康保護の観点から環境保護団体側の訴えを裁判所が認めた。ジーゼル車が主要な原因だとされる排気ガスに含まれる窒素酸化物は、気管支系の病気や心臓麻痺を促進させる。窒素酸化物は幼児の未熟児出産などに関係しているという研究が最近出されていた。シュトットガルトの町やジュッセルドルフの町は地形的に深い谷底を車が走り排気ガスが沈殿しやすいと見られる。



最近フォルクスワーゲンやダイマルー、BMWは、排気ガスの窒素酸化物の含有量を操作し隠してきたことでスキャンダルになっていた。

これに対しメルケル独首相は発言し、これはドイツ全体の町のことではないと裁判の結果を縮小視しているとフランス国営放送テレビA2は報道している。

昨年の平均ではシュトットガルトとジュッセルドルフの町は、ヨーロッパ規準の年平均1立方メートル当たり窒素酸化物40ミクロングラムの制限値を超えていた。ドイツの70都市ほどがシュトットガルトとジュッセルドルフの街と同様にヨーロッパの排気ガス規制規準を超えていて、今後は空気汚染の問題でドイツの10都市ぐらいが古いジーゼル車の運転を禁止することになるのではないかと見られている。(フランス時間;‎‎‎27/‎02/‎2018-23:25 再編集‎28/‎02/‎2018-7:12)

http://www.lemonde.fr/pollution/article/2018/02/27/allemagne-la-justice-ouvre-la-voie-aux-interdictions-des-vieux-diesel-en-ville_5263168_1652666.html
https://www.franceinter.fr/economie/allemagne-la-justice-ouvre-la-voie-a-une-interdiction-des-voitures-diesel
http://www.liberation.fr/planete/2018/02/27/interdiction-des-vieux-diesel-en-allemagne-patate-chaude-et-ecran-de-fumee_1632622
http://www.lemonde.fr/pollution/article/2017/03/14/les-moteurs-truques-de-volkswagen-seraient-a-l-origine-de-1-200-deces-prematures-en-europe_5094372_1652666.html