2011年7月8日金曜日

仏原発基地「建設現場」ルーマニア労働者の境遇は「現代の奴隷労働」

7月7日、フランスのノルマンディーにあるフラマンビルで欧州加圧水型原子炉(EPR)の建設をしているアトランコ(Atlanco)社を6月に解雇されたポーランド人労働者(42歳)の訴えはシェルブール労使間争議審議会に提訴された。先週現地を訪問した3人の欧州議員の代表はフラマンビルの労働者の境遇は欧州基準の労働規約をくつがえすもので欧州における現代の奴隷労働の一つの典型であると憤慨している。(JST  11/07/08/2:07)


EPR de Flamanville : des eurodéputés dénoncent... par Nouvelobs


アトランコ社は被雇用者への社会保障分担金の国への支払い証書もだせずにいる。アトランコ社には100人がフラマンビルには送り込まれていてその80人ほどがルーマニア人であったが、同社は故国に送り返したらしい。CGTによるとその中の多くの者が行動を起こしてきているのだと報道された。


現在両者の間で和解交渉がすすめられているが両者の妥協点はみつからないでいると労働総同盟(CGT)ではいっている。法廷は9月28日に予定されている。

アトランコ社はキプロスに本社があるマンパワーで、フラマンビルでのフランス電力(EDF)原発基地建設をブイグ社が担当している下請けとしてあった。

この事件は政府独立組織の放射能汚染監視と報道を担当している仏原子力安全監視機関(ASN)が手入れした後での事件として起こったものである。