2014年5月16日金曜日

サルコジの大統領選挙運動費30億円に ペクレス前高等教育・研究相がコッペ議長に支払説明要求

仏経済紙レゼコー(Les Echos)はジャン・フランソワ・コッペ国民運動連合(UMP)議長がサルコジ前大統領の2012年の大統領選挙運動の出費として2000万ユーロ(約30億円)をビグマリオン(Bygmalion)社に支払っていたことで、ヴァレりー・ペクレス前高等教育・研究相の批判を掲載している。ペクレスさんは馬鹿げた金額だとその額の大きさに驚いていて、コッペ議長はそれを説明すべきだと指摘した。コッペ氏の弁護士は水増し請求や還流コミッションの問題は何もないと弁護している。ペクレスさんの指摘はリベラション紙の暴露したような架空請求書や水増し請求の疑惑ではなくて、大統領選挙でサルコジ氏のために使われた金額が30億円という大きなものであったことに驚いているのである。
しかしコッペ氏はぜんぜん今回の事件を意にかいしてなく。これに関しては全部答えていることだと一笑に付している。ペクレス氏のような大物が国民運動連合(UMP)の範疇では考えられない不思議な事だとコッペ同議長に意見を述べたことは、彼女がフィヨン派の人物であることから党内部のサルコジ支持に新たな疑問が付け加わったことがわかる。