2011年1月27日木曜日

仏労働省が2010年の統計発表 1年以上の長期失業者は150万人超へ 全体で400万以上



仏労働省が2010年の

統計発表

 1年以上の長期失業者

は150万人超へ

フランス労働省が1月25日発表した統計では2010年のフランスの失業者は前年比で8万人増加し失業率は9.5%を依然として抜け出てないことがわかった。さらに困ったことには1年以上仕事のない長期失業者は150万人を超えていることだ。このことで政府の指摘とは異なってフランス経済がまだ景気後退から抜け出てないと「ラジオFrance Info」などが指摘している。失業者は全体で400万人以上となった。

青年の失業は少し減ってはきたが、最近の2ヶ月で再度増加している。統計では50歳以上の高齢者では失業率は16%も増え50万人を超えてしまった。定年退職年齢引き伸ばし法案は昨年2010年の大問題で反対のデモも多かったが政府は議会で可決させている。

政府は定年退職年齢を引き伸ばしてもその人たちが働く雇用がないことに気づかなかったようだ。

グザビエ・ベルトラン労働・雇用・健康相は2011年度の失業率を減らすといっているが、経済・雇用政策ですでにサルコジ大統領は昨年、民放テレビTF1で失業率は減るといってた。

ドイツの失業率はかなり減っている。企業の責任もあるだろうが、ルクセンブルグの大統領は経済の問題は政治の問題であり政治の問題は人の問題だといっている。