フランスの共和国保安隊(機動隊CRS)のマルセイユ連体CRS54とリヨンのCRS46連体の消滅化が1月31日に内務省で予定された。これに不満を示した警察組合では、スト権がないために、医者に診察を受けて病欠にすることを決めた。リヨンでは90人(7割)が欠勤したという。マルセイユ連体とリヨンの2個連体ではハンガー・ストライキを始めた者もいた。連帯感の強い国家警察でもあり他県への支持行動の波及を恐れてかブリス・オルトフゥ内務大臣は両連体封鎖の見直しを発表した。警察組合ではこれを連帯アクションの結果で勝利だと評価している。
警察間の連帯感覚からか、ランスの北東40キロにあるアルデン地方シャルルビル-メジェエーでは警察幹部が隊員に医者に行き病欠するように呼びかけていた。一方、アリアンス警察組合では「病欠は聞こえが悪い」として、「検診によると」の呼び方を好むとしている。どういうことかというと、毎朝、起床すると宿舎の医務室に「具合が悪いのだが・・・」と申し出るのだという。そうすると幹部は他県への派遣任務を我々に命令できなくなるのだといっている。しかし宿舎(カゼルンヌ)には居るようにしているという。
この運動の目的はCRSの二個連帯の消滅が引き金になっているが、警察全般に渡る任務の安全が保障されてないことが問題らしい。「エックスプレス.fr」などによると昨年7月末のグルノーブルでの蜂起事件では機動隊がサルコジ大統領に褒められりしたが、今回はリヨンやマルセイユの2個連帯が消滅されるのでは我々はうんざりだといっている。
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