2011年2月10日木曜日

フランスの2010年度の貿易赤字6兆円、来年度は5兆7千万が予測、回復の原因わからず

2月8日フランスの貿易赤字は514億ユーロ(約6兆2千億円)になったことが貿易担当のピエール・ルルージェ国家書記官によって発表された。フランス政府は2010年の赤字を既に493億ユーロと見ていたが予想を大きく上回った。



2008年にフランスは最大級の550億ユーロ(約6兆6千億円)赤字をだしたが、2010年はそれに近似の赤字を記録した。同国家書記官は予測が当たらなかった説明をしているが、赤字の原因はわからないようで、赤字をなくす努力はなかったのだろうか。

2人以下の中小企業が殆どのフランス経済は今後の外国輸出での競争力の低下と共にさらなる赤字に力を入れなければ国内産業の弱体化は避けられない。背景には国内の経済を支えるサルコジ政権の企業からの信頼の喪失が余りにも危惧されていて投資が控えられいるからだと見られる。2011年の赤字の予想は476億ユーロ(約5兆7千万円)と予想されていて暗い話しだが、これも見誤る可能性が十分にあり、まだどうなるのかはわからない。