2011年3月26日土曜日

フランスの青年 世界チェス大会で詐欺行為 道徳的な退廃を嘆く

フランスチェス連盟(FFE)は3月19日、3人の選手の詐欺行為の処罰を宣告した。これは2010年9月の第39回ロシアのカンティ-・マンシスクでの世界大会でフランスチームの3人がMSMを使った誤魔化しの詐欺行為に対し連盟が処罰したものだ。チェス選手の道徳的な退廃にフランス人の多くが嘆いている。

セバスチャン・フェレー(19才)に2年の執行猶予付き5年の出場停止。シリル・マルゾロに5年の停止処分。キャプテンのアルノー・オシャードは終身懲戒処分としてキャプテンと選考委員ができなくなった。

フェレー選手が駒を動かしている間に、フランスにいるマルゾロがコンピューターの特殊プログラムで好手を解析し200回ほどもSMSを使って暗号化して試合場にいるキャプテンに送っていたという。チェスが紳士のゲームであるだけにフランス人のショックは大きい。

しかしフランスの政治家などを見ていてもわかるが、フェレー君など青年たちには道徳的な良い手本が身近にいないということだろう。