3月1日ルノー自動車(Renault)の技術研究の中心になっているパリ西部のイブリーンヌ県ギィヤンクール(Yvelines)のテクノセンタターの社員(51歳)が自殺した。同氏は結婚していて子供が2人あったが一週間前から休暇をとって家にいた。自殺の理由はまだわかってない。新車の発売を控えてなのか疑問だが、ルノー社の№2のパトリック・ペラタ(Patrick Pélata)氏は直接の記者会見を避けていると見られている。
フランスではルノーのテクノセンターはフランスのシリコン・バレーを目指すオルセーの台地に隣接したフランス自動車産業の頭脳のような存在である。しかし2006年秋から2007年春までに同社では3人が自殺していた。いずれも技術競争の中でのストレスが原因ではないかとされ社内でのコミュニケーションの不足の改善や危機に至らないための対策が練られてきた。
最近はフランス電話器機移動体無線の中心的存在であるフランス・テレコムで企業内ストレスが原因視された自殺が問題になっていた。