2011年6月23日木曜日

仏キリスト教民主党(PCD)議長=ブタンさんが2012年仏大統領立候補


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6月22日、フランスのキリスト教民主党(PCD)議長のクリスティーヌ・ブタンさんが2012年の大統領選挙の立候補を名乗り出た。ブタンさんはサルコジ政権下で元住宅・都市相であったが大統領とは意見があわず辞任していた。同氏が大統領選挙に名乗り出たことでフランス現政権与党の国民運動連合(UMP)の得票数が大幅に脅かされる。ジャン・フランソワ・コッペ国民運動連合(UMP)議長はサルコジ大統領の投票が減ることで三人を注意しているがその一人がブタンさんであった。


今日のフランスの情勢が私に出馬をする必要を要請させたのです。それでみなさんに大統領候補の立候補を宣言いたします。

(サルコジ氏が大統領になってから)この5年間に何もやろうとしなかったのか? いいや、いくらかの決意をもって、我々の国のモンディアリザションの方向を終結させようとした。それに必要な数多くの法案が議会で決議された。が、しかし、なにも根本的な本質的な問題は、我々の国の急速な立ち直りはむなしくもなにもなかった。

私は幸せなフランスを望む。わたしは果敢なフランスを望む。平和なフランス、心のあるフランスを宣言し、共和国とフランスをブタンさんは祝福した。

ブタンさんはキリスト教徒であり価値観がサルコジ大統領とは全然合わないところがある。その意味では民主運動(モデム)のフランソワ・バイル議長も教会の日曜ミサにかかさず参加するキリスト教徒である。サルコジ大統領の選挙基盤であるUMPの中では特に弱者を救済するとか、戦争をしないとかの人間的な精神のある重要な思想的な部分を担っている。これはキリスト教的な価値ではあるがおそらくは戦争好きのサルコジ大統領とは大きく乖離している点ではなかろうか。