2011年6月23日木曜日

仏原発産業下請け被害者=論争のTV司会者が辞任 産業相のスキャンダル録画が関係か

6月22日、フランス・テレビジョンM6の人気番組「キャピタル」の司会を担当していたギィ・ラガッシュ氏は「つらいことだが、これは仕事の選択である」と職場の仲間に語ってM6を辞任しケーブル・テレビのデレクト8に行く宣言をした。日曜日夜に放送されることになっていた同氏の番組「キャピタル」が取り止めになったことが関係しているようだ。日曜日の放映は取り止めになったがM6は同局のウェブサイトにそれを乗せた。

6月15日にその録画の準備でM6のスタジオに招待されたエリック・ベッソン産業相は「くそたれ?」などと口ごもりながら、突然にインタビューを打ち切って退散した。

予定番組の録画では原子力産業下請会社の被害者が告発している映像が写された場面でラガッシュ氏と論議となって、「フランスの原発の安全性の問題は」、「しばしば問題になっている」と2人でそれぞれ語った後で同大臣の退場があったもの。ラガッシュ氏は「なぜだかわからない」と一人、口に出して唖然とした表情でいた。

(参考記事)