2011年9月19日月曜日

モデムのバイル議長が、サルコジとシラク派の徒党「清掃」発言


http://www.youtube.com/watch?v=Ev7uhD7fftE&feature=player_embedded
Bayrou se veut le "Monsieur propre" de la présidentielle de 2012

18日、2012年の大統領選挙候補である民主運動(モデム)のフランソワ・バイル議長は同党の夏期講習会の最終日に2000人ほどの党員を前にして講演し、サルコジ大統領が使用した言葉を逆手に取って、政治世界を「清掃」しなければならないと話した。仏国営ラジオ・フランス・アンフォや夜のフランス国営放送テレビA2などが報道した。


バイルはほぼ以下のように話している。「不良はシテ(移民の集合住宅)の中にいると(サルコジは)主張して、「放水して清掃」しようとしてきた…。しかし現実に発見された不良とは、やくざ、密輸者が、政府の中心に居座っていたことであった…。政府の中心的な二つの徒党のシラク派とサルコジ派の中に私設密輸者が発見された。汚職の横領金をトランクに詰めた運び屋が人殺しの戦争にかかわっていた。ひとついっておかなければならないことがある。それは、カラチ事件(affaire Karachi)、 デジュリ事件(affaire Djouri)、ブルジィ事件(affaire Bourgi)、タピ事件(affaire Tapie)、ゲリニー事件(affaire Guérini)、タキエディンと(その)一団(Takkiedine et compagnie)事件があったとして、それら全ての下部組織や彼ら仲介者は我々の恥になるということだ。それで、先ずしなければならないことは、それらの真実を洗い出さなければならないということである」と、フランソワ・バイル議長は話した。


バイル議長は自分の党派モデムをサントラルに位置づけるのに、他に2つあるサントラルとの違いを提出して、彼らは、フランスを2つに分断したことと彼等自身の母体(国民運動連合UMP)を2つに切ったという2つの誤りで苦しんでいると分析して話した。

バイル議長の並べ挙げた事件は、いずれもサルコジやシラクに関係した汚職疑惑であり、挙がった名前はその仲介役として疑問視されている人物である。

※ これらの汚職疑惑事件の一つ一つの大まかな筋さえもフランス人でもまともに答えることはなかなか困難になっているのは、事件が立て続けに発覚していることもあるが、一般のメディアでは説明する努力をこれまでしてこなかったという責任もある。バイル議長の今回の発言は大きな波紋が今後予想される。

【参考記事】

http://www.europe1.fr/Politique/Bayrou-veut-une-politique-propre-724483/
Bayrou veut une politique "propre"

http://www.france-info.com/france-presidentielle-2012-2011-09-18-francois-bayrou-veut-passer-le-karcher-sur-les-affaires-562833-9-508.html#ancreduplayer