2011年10月27日木曜日

ギリシャ・欧州救済がブリュッセルで合意、サルコジは勝ったのか負けたのか?



26日深夜にギリシャの危機や欧州の借金を解決するブリュックセル会議でドイツのアンゲラ・メルケル首相が主導権を握った後で、今回は欧州の合意がやっとできた。ルモンド紙は、「フランスのサルコジは勝ったのか負けたのか?」という大変に興味あるタイトルを掲げている。ジャーナリストであるフィリップ・リチャー氏が、ブログの読者の意見記事に同時タイムで答えている。そのいくつかを紹介する。

Q-中国に援助を求めるのは良いことか?

-それはヨーロッパの歴史の転換点であることは確かである。それでどうなるかというと二つあり、一つは2008年の危機の始め以来沈んでいた国が力をもってくる。

他方ではヨーロッパの困難性が出来て弱体化し欧州の最弱小国を資金援助できなくなる。例えばドイツは先週に欧州中央銀行(BCE)に依存することを拒否したのは、それが現金を無制限に享受することが可能になってしまうからだ。
しかし、BCEにより国家強化の禁止条約のタブーに新たに破壊がなされそうだ。

もしそれが欧州で許されれば明らかに欧州は中国に援助を呼びかける必要はなくなるということになるからだ。
しかし実際にはすでに中国の援助はギリシャやポルトガルなどの困難な国家の債権投資の形をとって存在してきている。

Q-合意は銀行にとっては勝利なのか敗北なのか?

-銀行は長期に渡り抵抗したのは銀行の債権が半分になることをあきらめようとしなかったからだ。
昨夜の合意で今まで停止されていた欧州の計画の全体がレールに乗って再始動する。
この観点から見ると、どちらかというと銀行は失敗した。しかし操作は市場の新たなパニックを回避する行為となったと見られる。

銀行を納得させるのにギリシャへの貸付投資は300億ユーロ(約3兆1千500億円)の保証額で決まった。

Q-この合意はフランスのトリプルAAAの危機を救えるか?

-現在の段階ではその回答は分からない。いえることはこの拘束はフランスの動きの余地を制限しているということだ。

Q- 合意 に置けるサルコジの関与とは?

-  サルコジは危機のはじめから南ヨーロッパ諸国と接触を持っていた。経済状況の良いドイツ,フィンランド、オランダも連帯を受け入れていた。

夏前にサルコジがこの危機の舵取りをする立場になっていく。ドイツのアンゲラ・メルケル首相は考えが反対であった。
夏からは仏の株がかってない攻撃を受けて、仏は銀行信頼のトリプルAAAがぐらついた。これが現在のドイツとの主導権を失った原因でもある。ドイツの反対しているものは2つありそれはヨーロッパ連合ができて以来からのもので「爪」と「嘴」に反対している。

Q- サルコジのダイナミズムの自己宣伝は特にドイツや英国の指導者からまともに受け止められているのか?

-  限界はあるが前はそのように話している。数ヶ月を経過してフランスの影響力は多かれ少なかれ、サルコジ大統領のそのような態度は欧州諸国の同僚に嫌悪されてきている。

最近のキャメロン英首相との関係は特にひどく悪化している。理由は危機を前に強硬な態度で欧州金融の部分ではない(フランス)国家が没頭している計画をすすめようとしたからだ。

Q-合意はユーロ圏の連帯を保障するものか?

-合意は全てのリスクを保障するものではない。評価できる点はユーロ権の17カ国の指導者が交渉決裂後に10日間かかって合意したので、再度の失敗を避けることができたということだ。

国際市場の株が朝から上がって受け入れが評価されているようだ。しかし実際の影響は数日後に見て見なければわからない。特に危機にある国の場合ではそういえる。

合意の中心点はギリシャの借金の半分をなくすことになるということだ。これは重荷で窒息している状況から立ち上がるのに必要な措置である。

しかしギリシャが2年間に渡る深刻な景気後退の後で再発展が取り返せるかを保障するには十分な措置ではない。
ギリシャには敵意が横たわっているからだ。

Q-どうして数ヶ月前から避けられないものだと多くの観察者はいっていたのに、それを実行するのにこんなに時間がかかったのか?

-ギリシャの借金の再編成の論議は1年ほど前から始まった。最初はこの策は特にフランスや欧州中央銀行(BCE)から、またユーロ圏諸国によって機械的に除外されていたのである。

しかし、ギリシャが景気後退と巨大な借金の下で窒息してゆくという別の見解から問題が見られたのであった。
この危機でのヨーロッパ圏の一つの問題は、明快な決定を下すプロセスの複雑さと反応の不足であった。

そのために、危機は次第次第に欧州の財政のもとで政治的な嵐に変化していった。

各国の意見や利益はユーロ圏で多様なものがしばしばあって、これが最善の対策を探すのを複雑にしていた。
仏独の両国が危機でとったイニシアティブが市場に直ぐに影響して悪くなってしまった。

パートナーである欧州諸国は仏独が国の借金で合意しないので、何度も会議が企てられてその不満が募っていた。
-それはヨーロッパの歴史の転換点であることは確かである。それでどうなるかというと二つあり、一つは2008年の危機のはじめに沈んでいた国が力をもってくる。

他方ではヨーロッパの困難性が出てきて弱体化した欧州の最弱小国を資金援助できなくなる。例えばドイツは先週に欧州中央銀行(BCE)に依存することを拒否したのは、それが現金を無制限に享受することが可能になってしまうからだ。
しかし、BCEにより国家強化の禁止条約のタブーに新たに破壊がなされそうだ。

もしそれが欧州で許されれば明らかに欧州は中国に援助を呼びかける必要はなくなるということになるからだ。
しかし実際にはすでに中国の援助はギリシャやポルトガルなどの困難な国家の債権投資の形をとって存在してきている。

Q- ヨーロッパの先導国と見られる仏独カップルを他の欧米諸国はどのように見ているのか?

- 仏独がつとめる議長というのは欧米諸国のパートナーたちをしばしばひどく苛立たせている。