2011年10月28日金曜日

「仏の失業増大」サルコジ大統領は無関心

27日2000年1月以来最高の失業者を数えフランス全国で417万6000人に達したことが発表された。フランスの失業統計は雇用の提供がほとんどないことから前月比で0.9%も失業者が増えている。前年比の増加率は4.5%だ。2008月5月が失業率が最も低くそれに比べると119万6100人も増加している。社会党(PS)は「政府の無能力と方策のなさが雇用を生まなくなっている」「フランスは本当の危機に入った」と指摘した。このままで行くと2011年末にはフランス人の9.3%が失業者ということになるという。


1年以上に渡り職業安定所に登録している失業者は38.2%もいる。フランス国内の景気の悪さが続いていてギリシャやイタリアを話題にしているが国内の経済の危機は深刻なはずだがテレビでは大きくは取り上げられて無い。サルコジ大統領は8ヶ月ぶりの記者会見を27日の夜のフランス国営放送テレビA2で1時間以上に渡ってエリゼ大統領官邸から報道された。

失業の問題は国民の重大な関心であるがサルコジ大統領はこれに関しては一言も口にしなかった。このことを深夜のA2の政治討論会に出席したマニュエル・バルツ社会党(PS)エブリー市長が指摘している。