2011年11月20日日曜日

欧州エコロジスト・緑の党と仏社会党の合意をデュフロ代表が発表



19日夕刻、欧州エコロジスト・緑の党(EE-LV)のセシル・デュフロ代表はエネルギーだけでなく教育や農業、財政危機は勿論のことEE-LVの計画を社会党(PS)と一緒に反サルコジ勢力を議会で形成し、サルコジの失敗を明らかにしてゆくと話した。これには、EE-LV審議員連盟の投票で74%(96人が賛成、反対31人、棄権3人)の合意があった。



仏国営ラジオ・フランス・アンフォによると、そのなかで懸案の原発廃止は予定されてなく、その代わりに今後2025年までに原発電力を75%から50%までに生産を減少させることが合意された。

またヨーロッパエコロジー・緑の党(EELV )の大統領候補であるエバ・ジョリ欧州議員の要求してきたフラマンヴィル(マンシュ)で建設中の第三世代の欧州加圧水型原子炉(EPR)の建設中止は含まれてない。ナント近郊のノートル・ダム・デ・ランド飛行場建設計画は支持されてない。

フランスのメディアでは特にEE-LVとPSとの相違点であった原発基地の廃止問題を大きく取り上げてきて、ここから両党の間にひびを入れようとする向きが目立った。しかしこの廃止問題はフランスが現在遭遇している財政危機や大手自動車産業などでの大量解雇問題を浮き立たせた。これが政府の舵取りの失敗の結果を顕現させるこへと話題が移ることを恐れてか、従業員労働者の解雇問題がメディアで大きくならないように様々に修正されてきているようだ。