7日、シリアのバッシャール・アサド大統領は、米国のABC・ニューズ・テレビのインタビューに出演して答え、驚くことに、政府抗議の市民殺害を自分は命令してないと責任回避の宣言をした。国連はシリアの反体制デモで殺害されたのは4000人になるだろうと言っている。しかもアサド氏によると、殺害者の大多数は、反政府デモ側ではなく政府側にあったと証言している。
軍隊が町を取り囲み戦車が市民を殺害してきたがアサドは命令は出してないといっているのは信じられないことだ。アサドシステムが強固で崩壊し難いのは幾つもの部門に分かれた秘密警察と一族による血縁的支配によるとされている。最近にアサドはサルコジをエリゼ大統領官邸に訪ねたが欧米諸国や国際社会がアサド軍による殺害に批判を起こしたのはリビアのカダフィ大佐の場合に比べて、非常に遅かった。
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