サルコジ大統領が2012年春の大統領選挙にやっとのことで候補を名乗りでたが、その直後の世論調査によるとフランソワ・オランド社会党大統領候補は31%でサルコジ氏は26%と第1次投票での予想がされている。調査会社BVAが17日発表した。第2次最終投票での勝利の予測はオランド氏は56%でサルコジ氏は44%となっている。
この結果の背景には、メランションの左派党(PG)の追い上げと極右派の国民戦線(FN)のマリーヌ・ル・ペン氏の大統領選挙出場権獲得のパレナージュ(市長の賛同500票以上が必要)が影響していることがある。
このことから、サルコジ氏には第1次投票からマリーヌ・ル・ペン氏の票が大きく流れていると考えられる。
同様に左派では、メランション氏の人気が高まっていて、オランド氏の票を獲得しているようである。
今後、ペンのパレナージュ問題と第1次投票での左派結束化の方向が具体化されればサルコジによっては苦しくなる闘いになることは必然で、それを阻止する対策を出してくるだろう。