(パリ=飛田正夫)19日の国連総会での演説でトランプ米大統領は北朝鮮を壊滅すると話し、マクロン仏大統領は総ての紛争激化を拒絶すると発言し、交渉する扉を閉じないと話した。トランプはイランとの核拡散防止で英、仏、米、ロシア、中国によって合意した国際協定を覆し反故にする発言をした。10月中旬に合意国が集まってイランがこれを守っているかを調べるのだという。マクロンはこのトランプのやっていることは重大な誤りだと見ている。マクロンは環境問題を重視しているが、トランプはこれを無視している。19日の夜にはマクロン仏大統領はフランス国営放送テレビA2の米特派員ジャック・カルドーズに対し、テロリズム、原子力、そして環境問題で世界が分断化されている中で誰がいったいこれらの混乱の中に入って収集して解決してゆくのかと話し、フランスがこれに挑戦することに大きな期待が寄せられていると説明した。(日本時間;22/09/2017-10:30)
トロンプはこれらの問題を更に深刻化させるだけだ。彼の国連演説はイランや北朝鮮を壊滅する約束をして、米国の利益を得ようとしているとのマクロンの話しに対し、米特派員はフランスの調整役としての役割が非常に重大になると伝えている。マクロンは北朝鮮が交渉する意思が全然ないことを示せば、ロシアや中国も一致して北朝鮮を交渉のテーブルに就かせるとして、トランプの武力介入による圧力を否定している。
国連総会の折りにフロリダを襲ったハリケーンは最高度の5を記録する暴風雨で大きな被害をだしたが、これをトランプ米大統領は止めることができない。これまでトランプはパリ環境決議合意を引き下げようとしてきていたが、マクロンは地球が人間の狂気に復讐しているのだと語っている。(仏時間 22/09/2017-03:30)
【参考記事】
https://www.ouest-france.fr/politique/emmanuel-macron/video-coree-iran-climat-le-match-macron-trump-la-tribune-de-l-onu-5259276
http://www.francetvinfo.fr/monde/usa/presidentielle/donald-trump/onu-macron-donne-a-la-france-un-role-de-mediateur_2381077.html
https://www.google.fr/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=newssearch&cd=1&ved=0ahUKEwijpu-2v7fWAhWGI8AKHSRdD7MQqQIIJigAMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.francetvinfo.fr%2Fmonde%2Fusa%2Fpresidentielle%2Fdonald-trump%2Fonu-macron-donne-a-la-france-un-role-de-mediateur_2381077.html&usg=AFQjCNH2k1DG1WsWsh1Gj6tA4HYwjbEKyQ