15日フランスは初めて国内でのイスラム過激派サラフィストによる抗議がパリのコンコルド広場近くの在仏米大使館前で行なわれた。これには200から250人のサラフィスト者が参加して米大使館近くの内務省にもデモが及んでいる。バルツ内相はこの種の無届デモを厳しく取り締まると17日発言した。
デモは先週の13日に米国で放映された「イスラム蔑視のフィルム」に抗議するもので、これがインターネットで世界を駆け巡り抗議が相次いでおこっていて、フランスでも伝播し噴出したもの。インターネット のサイト(Ansar al-Haqq)ではサラフィスト者と見られる呼びかけがあって、「イスラムとその預言者の名誉を守らなければならない」「14日の17時からコンコルド広場のメトロ駅に集会することを提案する」などと書かれてあったと仏のメディアは伝えている。
抗議のデモは米大使館へ向かい一部は近くの内務省を襲って151人が検挙されて尋問をうけた。