2013年1月10日木曜日

仏視聴覚最高評議会(CSA)議長と2人の女性ジャーナリストも新任

9日、コミュニケーションの自由と公共テレビ局の公正性を監視することを主な目的とする仏視聴覚最高評議会(CSA)の議長に元仏社会党(PS)首相リヨネル・ジョスパン氏の官房長官を務めたオリビエ・スシェラメック氏が就任した。その直後に2人のお馴染みのジャーナリストのメモナ・ヒンケルマン-アフェジェさんとシルヴィ・ピエール・ブロソレットさんが議会から任命された。今後はサルコジ前大統領が任命した仏国営テレビ局の局長なども替わってゆくと見られる。

スシェラメック氏はマドリッド大使などを歴任した人物で、オランド氏のスポークスマンであるナジャ・バロー・ベルカセン氏はこの任命は政治的な者ではなく、今後の結果を見ればわかることだといっている。

ヒンケルマンさんはフランス3チャンネルのジャーナリストと長らく外国のルポ報道を担当していて良く知られている。

ブロソレットさんはル・ポワン誌(Le Point.fr)の副編集長で、仏国営ラジオ・フランス・アンフォに左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールの編集長ロラン・ジョフラン氏と共に論客としてしばしば出演している。

仏視聴覚最高評議会(CSA)は9人で構成されている。3人が大統領が任命し、3人を衆議院議長が任命し、残る3人を上院議長が任命することになっている。

現同議長ミッシェル・ボワイオン氏やアラン・メアー氏やラシド・アハブ氏の任期終了に準じた任命となっている。

【参考記事】

Les journalistes Memona Hintermann-Affejee et Sylvie Pierre-Brossolette nommées au CSA

http://www.franceinfo.fr/politique/les-journalistes-memona-hintermann-affejee-et-sylvie-pierre-brossolette-nommees-855995-2013-01-09