(パリ=飛田正夫)マリーヌ・ル・ペン極右派国民戦線FN総裁の脇役であったフローリアン・フィリッポが副総裁を9月22日に辞任した。フィリッポ副総裁は仏大統領選挙で敗北したマリーヌ・ル・ペンが責任をとらず居残っていることに不服を感じていたようだ。これに関してはFNの創立者でマリーヌ・ル・ペンの父親のジャン・マリ・ル・ペン前総裁が娘が選挙責任を総会で取ろうとしないことを批判していた。フィリッポを支持する仲間を集めてクスクスを食べていることから、反マリーヌ・ルペン派の「クスクス・ゲート」だとみなされていた。フィリッポ派の党員の辞任もあるが、今後新党を結成するかはもっかわからない。支持が少ない為に難しいのではないかと「不服従のフランス党」議長のジャン・リュック・メランション(Jean-Luc Mélenchon,)などは見ている。FN総裁はフィリッポは被害者を演出したのだとも批判した。(日本時間;22/09/2017-12:30)
現在FNの名誉会長になっているジャン・マリ・ル・ペンは、21日午後のテレビ15チャンネルBFMTVのインタビューに答えて、彼の資質は誰も否定できないものだとしてフローリアン・フィリッポの辞任を知的d倫理的だと祝福しながらも、同氏が党内に与えた悪い影響を指摘した。マリーヌ・ル・ペン総裁はフィリッポに20日に自分の支持者協会を採るかペンの極右翼党国民戦線(FN)を採るか決めるように迫っていた。(パリ時間;22/09/2017-05:30)
【参考記事】
http://www.lemonde.fr/politique/article/2017/09/21/le-depart-de-philippot-laisse-orpheline-la-sensibilite-sociale-souverainiste-au-sein-du-fn_5189092_823448.html
http://www.lefigaro.fr/politique/2017/09/21/01002-20170921ARTFIG00303-marine-le-pen-et-florian-philippot-l-histoire-secrete-d-une-complicite-brisee.php
http://www.bfmtv.com/politique/pour-jean-marie-le-pen-le-depart-de-florian-philippot-va-relancer-le-fn-1261251.html