サルコジ前仏大統領の取り調べで 友人が裁判官冒涜で起訴

２１日にボルドー裁判所でサルコジ前大統領がベタンクール事件で取調べを受けたことで、サルコジ大統領の友人で元相談役で、大統領の原稿を書いていたとされるアンリー・ゲイノー氏がさっそくジャンティー裁判官に噛み付いた。

これに対してジャンティー判事は仏共和国の裁判所が罵倒を受けたとしてゲイノー氏を起訴する構えだ。仏国営ラジオ放送フランス・アンポなどが伝えている。

２２日にはフランス中の国民運動連合 (UMP)のサルコジ派が騒ぎ民営放送テレビTF1で反論が予定されていたが急遽取りやめにしていなったりしていた。主要な裁判官組合では２２日に裁判所の判断を破棄する宣言を出したことに対し処罰を訴えることにしている。トビラ仏法務相も裁判所を支持する意見を述べた。

ベタンクール事件での今回のボルドー裁判所での焦点は世界第１４番目の富豪の精神的な虚弱性の中での現金受け取りだ。これが２００７年の大統領選挙前に行なわれていたとする多くの人からの証言があったことから裁判官の強い確信でサルコジ前大統領の裁判所での調べとなった。

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