2013年10月24日木曜日

【今日のフランスの電波】 2013/10/24

★フランスの9月度の失業統計は24日午後に発表されるが良くないという。労働相によるとその原因の一部は8月度にMSN送信した失業者の分がリストから消されていたが、その誤りの分が9月度の統計に跳ね返ったという。8月度の失業が減ったのもそのためだった。★サルコジ前大統領の2007年の大統領選挙運動資金で問題になっているエリック・ブルト元財務相は大統領選挙資金手渡し疑惑のベッタンクール事件で既に軽罪裁判所に送られていてこれはまだ終わってない。さらに今日現在、パリ裁判所で2010年に国家財産であるパリ北部のコンピィエーニュの森にある競馬場を公共の競売に付さないでブルト氏の友人に直接売ったことで出頭している。同氏は今後、不法利益所得の疑いでも裁判所で判決を受けることになりそうだ。★ドイツのアンゲラ・メルケル首相は23日、米国家安全保障局(NSA)による同首相の携帯電話への盗聴が発覚したことでオバマ大統領に説明を求めた。オバマ大統領のスポークスマンはアメリカは盗聴を現在もしていないし今後することもないと約束し返答している。ジャーナリストはそれならば過去においては盗聴はあったのかと質問したが、米国は欧米連合の安全のためだったとしていて満足のいく回答はされていない。23日にはオバマ大統領はブラジルの大統領の訪問が予定されていたがこれは中止された。同大統領も盗聴されていたという。オランド仏大統も米国による盗聴事件の被害を受けていて、欧州と米国との結束にひびが入った。★ブリュックセルで今日明日の2日に渡って開催される欧州議会では、米国家安全保障局(NSA)のスキャンダルな盗聴事件と3週間前にイタリアランペドゥーザ沖で多くの犠牲者をだした事件の後で移民の南ヨーロッパへの亡命要求問題などを話しあう。★マニュエル・バルツ仏内相は移民の亡命権に関して、その請求が1年半ほどかかるのを最高9ヶ月に短縮したい意向を示した。