ドイツのアンゲラ・メルケル首相は23日、米国家安全保障局(NSA)による同首相の携帯電話への盗聴が発覚したことでオバマ大統領に説明を求めた。オバマ大統領のスポークスマンはアメリカは盗聴を現在もしていないし今後することもないと約束し返答している。ジャーナリストはそれならば過去においては盗聴はあったのかと質問したが、米国は欧米連合の安全のためだったとしていて満足のいく回答はされていない。23日にはオバマ大統領はブラジルの大統領の訪問が予定されていたがこれは中止された。同大統領も盗聴されていたという。オランド仏大統も米国による盗聴事件の被害を受けていて、欧州と米国との結束にひびが入った。