2014年2月26日水曜日

コルベイユ・エッソンヌ前市長セルジュ・ダッソー氏の 選挙票買収リストが暴露

フランス第5の資産家で軍事産業やフィガロ紙の社主でもあるコルベイユ・エッソンヌ前市長セルジュ・ダッソー氏の家は選挙本部にもなっていたが、そこから同市市長選挙に使われた市民130名の氏名の入ったリストが発見された。左派系知識人を多く読者に持つリベラション紙が入手した資料が2月25日に暴露された。これはダッソー氏の家を2013年6月25日に家宅捜査した時に押収された資料の一部である。市民に金品の贈賄や架空の就職口斡旋や職業訓練への口利き中には監獄からの出す手助けなどで投票の買収がなされていたことを裏付ける資料であることがわかった。先週拘置されていたダッソー氏は同氏を頂点とする構造的な選挙票の買収の存在を否定していた。

同氏は1995年から2009年の間コルベイユ・エッソンヌ市の市長であった。暴露された資料には額面の脇には支払いがなされたか未支払いかなどか書き付けられていて、そこにSDと記載された箇所は50ほどもあると仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)ではいっている。

2009年10月4日の最終市長選では27票差でダッソー氏の後継者といわれるジャン・ピエール・ベシュテー氏が当選した。しかしこの選挙には疑問が多くベルサイユ行政裁判所が投票の無効を判決した。この無効を仏国家審議会が2010年9月22日に追認している。やり直し選挙が2010年12月12日に行なわれ対候補者のブルノ・ピリュウ氏を32票差で破り再度ベシュテー氏は当選して現市長となっている。

【参考記事】

Dassault et les achats de voix : les preuves accablantes

http://www.liberation.fr/societe/2014/02/25/dassault-et-les-achats-de-voix-les-preuves-accablantes_982933

http://www.franceinfo.fr/justice/achats-de-voix-presumes-un-listing-accable-dassault-1331681-2014-02-25