2017年6月30日金曜日

シモーヌ・ヴェイユさん逝去の30日 ドイツ議会で同性愛者の結婚が欧州第14番目で議会承認

(パリ=飛田正夫 日本時間;‎30/‎06/‎2017-22:43)30日朝にシモーヌ・ヴェイユ(Simone veil)さん89歳が無くなった。「重力と恩寵」で有名な哲学者のシモーヌ・ヴェイユ(Simone weil)さんとはフランス語では同じ発音だが、彼女の方は1974年のフランスに於ける堕胎法(1920)を男性議員488人対女性が9人という男性優位の困難な中で、多くの不理解と批判と戦って一つの女性権の確立を実現させた人である。ディスカール・デスタンが仏大統領でシラクもこれを支持していたが、首相のミシェル・ドブレは反対していた。私達が記憶に残る彼女の姿では、2013年の「総ての人々の結婚」法案は決議されてフランスは世界大14番目の同性者間の結婚を認める国になったのだが、シモーヌ・ヴェイユ(Simone veil)さんはこれに反対していてキリスト教徒の100万人デモの中に彼女の姿があったのが最後であった。今日20日は、ドイツ議会で同性愛の結婚をヨーロッパ第14番目の国として議会が承認した。メルケル独首相は2カ月後の選挙の事もあり、国内に高まるホモ同性愛者間結婚の要求を無視できなくなってヴァカンス前の30日に議会で決めることを前から話していた。一方、独キリスト教民主同盟(CDU)への態度もあって彼女自身は反対に投票したと報道されている。


【参考記事】
http://www.20minutes.fr/societe/1907251-20170630-video-simone-veil-femme-conviction-exception-decedee#xtor=AD-198-[1907251_30_06]