やっとサルコジが反応した。モラノ共和党欧州議員の「フランスは白人の国だ」と9
月26日(土)の人種差別発言後に、長期間の沈黙を守って知らぬふりを決め込んでいた共和党(前の国民運動連合UMP)党首サルコジは、世論の批判の激さが増すにつれ、ついに10日間を経過した後の10月6日(火)に共和党事務所で発言し、「フランスが白人の国であるなどと、モラノ議員が発言したのは残念である。モラノに対し今後24時間内に謝罪するように猶予を与えた」と発表した。パリジィエン紙などが書いている。モラノもサルコジとも、ずれた反応遅れのおかしな人たちだとしか思えない。モラノ議員が謝罪を受け入れなければ共和党のムルト・モゼール県の選挙候補を取り消すという。(パリ=飛田正夫
2015/10/07 13:38日本標準時)
ナディーヌ・モラノ共和党欧州議員が9
月26日(土)のフルキエー司会の人気深夜テレビ番組「みんなはまだ寝ない」に出演し、「我々のフランスはユダヤ系キリスト教徒の白人の国で、外国人たちを受け入れてきたと、これはドゴール将軍もいっていた」と主張し、ドゴール将軍も自分と同じことを言っていたのだとモラノ議員は主張し続けていた。
同党内にも、「共和国フランスは白人である」という人種差別の発言をするモラノ議員は認められない。共和党の名前を恥ずかしくて名乗れなくするものだとの批判が高まっていた」モラノ議員はサルコジ氏の最側近の一人でその口の悪さや人種差別的な発言では、サルコジに似ていた。