2014年2月7日金曜日

判事はサルコジ氏のカラチ事件裁判出頭を希望

カラチ殺人テロ事件の財政的側面を担当している判事は、フランス裁判所(CJR)でのバラデュー元仏首相とレオター元国防相の取り調べを要請したとカラチ殺害テロ事件の遺族側のモーリス弁護士が7日にフランス通信(AFP)に話した。モーリス弁護士はカラチ事件当時の財務相を担当していたニコラ・サルコジ氏の裁判所出頭要請も調査には是非とも必要だと判事は考えていると話していることを明かした。

しかしながら、サルコジ氏を判事が参考人として裁判所に出頭要請してもそれは証人として呼ばれているわけではないので、カラチ事件に対し、「重大かつ関係した者」(証人)として扱われてないために同事件の責任からすでに除外されたことを意味していると指摘したのはインターネット新聞のメディアパート(Mediapart)社と無料新聞(20minutes)などであった。

カラチ事件は2002年5月8日にパキスタンのカラチ南部で起きた事件で、フランス造船局の技術者11人がテロ殺害された。カラチ事件ではパキスタン側へのアゴスタ潜水艦(90B)売り込みで、不正賄賂である還流コミッションを仏政府側が受け取っていた疑惑で、これを知った当時のシラク大統領が仏大統領選挙でバラデューの運動資金源となることを恐れこのコミッションの資金の流れをストップさせた。そのために賄賂を受け取れなくなったカラチ側が仏人技師にテロ報復したとされるもの。

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カラチ遺族の弁護士が サルコジ氏にもバラデュー氏と同じく裁判所へ証人出頭を要求


【参考記事】

a justice veut entendre Sarkozy dans le cadre de l'affaire Karachi

AFP
http://www.liberation.fr/politiques/2014/02/07/la-justice-veut-entendre-sarkozy-dans-le-cadre-de-l-affaire-karachi_978526