15日夕刻にオバマ米大統領はプーチン大統領との電話の中で、ウクライナの親ロシア派が武器を置くように、また武装組織へのロシアの影響を制限するように説得した。しかしプーチン大統領はウクライナ南東部でのすべての内政干渉を否定している。米国が親ロシア派の分離主義者をプーチン大統領が支持してウクライナ政府を不安定化させていると考えているのは、オバマ大統領が証拠の無い情報に基づいているからだとロシア側ではいっている。プーチン大統領はウクライナ東部地方の多くの人々から援助が要請されているのだと説明している。仏国営ラジオ・フランス・アンフォ(RFI)が報道している。
ルモンド紙frのブノワ・ヴィトキン記者によると、ロシアはウクライナ東部を統制し始め、親ロシア派の蜂起はウクライナ各地に拡大しているという。
ウクライナ政府はこれをロシア戦争だと話しているが、この蜂起の背後にはロシアがいることは確実なのか?との質問に答え、それは今のところはいえないと開口一番、ヴィトキン記者は答えた。それは週末に初めて軍隊が対立し合ったことが危機を一段高めることになった。そこでの軍備や組織化は専門的なものであるが、しかしそこでの司令官がロシア人なのかは誰もわからないと話す。