2014年4月26日土曜日

ローマのバチカンでの聖別式に バルツ仏内相が出席

4月27日にローマ人のバチカンで行なわれるジャン23世とジャンポール2世の聖別式にマニュエル・ヴァルス仏内相が出席する予定だ。これはフランス政府が議会で成立させようとしたホモの結婚法案に対し、「総ての人の結婚法」反対デモ(manif pour tous)をキリスト教徒が中心になっておこなったことからフランス共和国の政教分離(ライシテ)が脅かされただけでなく、キリスト教世界との間にしこりを残した。これに和解をもたらそうとするバルツの訪問目的が見えている。


ここでフランスの共和制の姿勢を崩すことはフランスにとってもまた人気のあるバルツにとっても逆効果になることに注意しなければならない。バルツがバチカンに行けば共和国の姿勢を後退させることになる。それは和解ではなく容認であり妥協となるだろう。


聖別され聖人となるまでには長い時間がかかり候補者は多くの信徒の支持が無ければならない。この前段階でベアトリフィカションという候補者とまずなり、その後も審査が続けられる。聖人となるのには人の病気などを治すミラクルを演じて見せなければならない。