2014年5月9日金曜日

ノルマンディ上陸作戦70周年記念式典には オバマとプーチンが出席 ウクライナ対立をよそに仏大統領は歓迎

今年の6月6日は連合国のノルマンディ上陸作戦70周年記念に当たる。既にオバマ米大統領の訪問が先月のオランド仏大統領のワシントン訪問時に決まってこれを歓迎しているが、5月8日の終戦記念日で、ロシアのプーチン大統領も参加するとパリのロシア大使が宣言した。このことでホワイトハウスではプーチンとの同席に難色を示しているという。ウクライナ危機が西欧社会を混迷させているなかでの発表だけに話題を呼んでいる。オランド仏大統領はこのロシア大使の発表よりも少し前にウクライナ危機はともかくとしながらも、ロシア人民の代表としてプーチン大統領のノルマンディ訪問を歓迎すると発言した。

第二次世界大戦でロシア人民がフランス人の多くの生命を救い我々が自由になったことを私はわすれないと凱旋門を背にオランド大統領はフランス国営放送テレビA2のマイクを前で発言。オランド大統領の人柄の大きさを感じる発言内容であった。ノルマンディ上陸作戦70周年記念は ウクライナ危機の最中でオバマとプーチンが対面することになるが、その危機の根底に人間の生命尊重を基本としてこれを忘れないオランド大統領の思想がある。
【参考記事】
Vladimir Poutine assistera au 70e anniversaire du Débarquement en Normandie
http://www.francetvinfo.fr/monde/europe/vladimir-poutine-sera-present-le-6-juin-en-normandie-pour-la-commemoration-du-debarquement_595195.html