太陽光発電の「ソーラー・推進力」飛行機がパリに到着
6月14日、太陽光発電による「ソーラー・推進力」の飛行機が船や電車での実用化の先駆をきって、ブリュクセル(ベルギー)を15時15分に立って300キロを飛んでパリ北近郊のブルジェ飛行場には21時15分に6時間かかって到着した。飛行機は全長は64メートル、重量は1.6トン、速度は40キロから70キロとゆっくりとしている。翼に広げられた太陽光を受ける板は12000個あってこれで10馬力のモーター4基を動かす。
太陽エネルギーを推進力源に使った電気モーター飛行機の基本的構想はスイスのベルトラン・ピカー氏などが1999年頃に出している。同氏は今後2年間に太陽光発電による「ソーラー・推進力」の飛行機で5箇所を中継点にした世界一周をする計画を発表している。
同ソーラー飛行機は6月20日から26日まで開催されるパリ航空展に参加することになっている。