2014年6月11日水曜日

娘が取上げたブログで 父親のルペン(FN)名誉総裁は 「傷つけられた」と宣言

フロンナショナル(FN)の創立者ジャン・マリ・ルペンFN名誉総裁は歌手で反FNのパトリック・ブルュエル氏を同氏のブログでユダヤ人であるとして馬鹿者扱いしたことが、一般のフランス人から反感を買っていた。同氏の娘マリーヌ・ルペンFN総裁としては、この父親の行き過ぎた発言に困惑していて、「政治的誤り」とまで言っていた。父親のビディオ・プログをFN党サイトには掲載させないように決めたことで、親子の間は対立が最高潮に達している。ペン氏は娘のこの決定に傷ついた、淋しい思いをしていると言っている。
父親は娘の決定こそ不正であると宣言し、それならば自分のブログで発言を続けて行くと言って怒っている。このニュースを取り扱った仏国営放送A2は娘の時代になってFNの凶暴性がより少なくなってきたという論調のインタビューばかり取材して報道していた。民放TF1はそれとは逆に父親の意見が通常一般の世間とは異なっていたから人気があったのだという政治専門家や支持者の意見を拾って報道している。