2014年6月10日火曜日

サルコジ任命のフランス電力(EDF)社長 妻への増資900万円は 自分が全額返済と弁明

2009年にサルコジ前大統領によって任命されたフランス電力(EDF)社長アンリ・プログリオ氏は権力関与疑惑で予審判事の調査対象になっていたが、6月9日のルモンド紙のインタビューで同氏は6万ユーロ(約900万円)を返済していたということが明かされた。この金はユーモリスト俳優で同氏の婦人ラシダ・カリリーにEDFに関係する協会が資金を増資していたのを全額返済したというものだ。プログリオ氏はEDFは婦人の演劇に対して一銭も金を出していないが、EDFが財政を援助している協会エレクトラ(Electra)が6万ユーロの金を、2012年9月の婦人の公演に対し増資していて、自分はそれを知った時に、自分の小切手を切ってその全額を返済しているとルモンド紙のインタビューで語った。


プログリオ氏はどこのいかなる会社にも自分の婦人のスペクタクルに金を出せと圧力をかけたことなどはないといっている。

2013年7月にル・ポワン誌(Le Point.fr)がこの事件を疑問視した。ラシダの税金検査が始まりそれが今年6月3日で終わった。

ラシダは2011年の収入181122ユーロ(約2700万円)の申告を全くしてなかったのは、プログリオ氏の話によると婦人は帳簿付けが少し芸術的であったからだという。(いずれにしても)その金額はル・ポワン誌が問題にして引用した金額180万ユーロ(約2億7千万円)の10分の1にしか過ぎないといっている。さらに、ラシダが10万ユーロ(約1500万円)の現金を受け取っているというのは不思議なことだとルモンド紙のインタビューに答えた。