(写真は筆者撮影) |
フランスのサルコジ前大統領は2008年7月14日のパリ祭ではシリアの独裁者アサドを仏大統領官邸エリゼ宮殿に招待しシャンゼリゼでのフランス軍隊を閲兵させている。2007年秋には独裁者カダフィのフランス訪問させてルーブル美術館やベルサイユ宮殿さらにはパリ西部近郊のランブイエ城で狩猟までさせて、カダフィに経済プランントを買わせている。このような独裁者との悪い付き合いが現在のヨーロッパへの難民問題の原因で、目先の経済利益しか考えなかったために国家破壊をもたらしたとしてサルコジは批判されてきている。今回はオランド大統領がフランス国内の失業問題を抱えてこれを解消するために、独裁者として立ち現れているイランの大統領との経済提携が批判されているわけだ。
先ずは、イランの独裁者ロウハーニーをイランの国家代表としてフランスが考えるのではなくて、イランの人権と民主化をもっと考えて欲しいというのがデモをした人々の願いだった。
現在のイランはヘズボラを支持しイエメンを支持している。国内の反対派は殺害されている。私が見たパリでのマニフェスタションでは若い人々がヨーロッパ各地から参加していたことで、今後の民主化に希望がもてると見えた。オランド大統領はイランの民主化や人権を向上させることを話した。イランのハサン・ロウハーニー大統領もそれは全て人民次第であると語っているが、意味慎重だ。