2014年7月31日木曜日

シリア・イラクでの聖戦主義カリフ・イスラム国家蜂起に備え　イラクに米製対戦車ミサイルを販売

米国は対戦車用ミサイル・ヘェルフィル(Hellfire)5000個をイラクに7000億円で売ろうと考えているらしい。これによりイラクとシリアの間にわたってできたスンニ派の聖戦主義者カリフ・イスラム(califat islamique)国家(EIIL)の蜂起に対する闘いでイラク政府を支援しようというものだ。米国はイラクへの空爆支援は行わないことを宣言している。今年に入ってこれまでに米国はイラクに同ミサイルを780個搬送している。そのうちの466個が7月に、そして8月には366個が送られるが、5000個の数が実現すれは記録的なものになる。ミサイル・ヘェルフィルはドロームなどに搭載して発射する。

6月29日にはEIILがシリアとイラクでの闘争支援を宣言している。一世紀に渡り忘れ去られてきたイスラム教国家のカリフにはアル・バグダリが就任している。

【参考記事】

http://www.lemonde.fr/proche-orient/article/2014/07/30/les-etats-unis-veulent-vendre-700-millions-de-dollars-de-missiles-a-l-irak_4464394_3218.html