2011年10月15日土曜日

リールで仏売春業に警察が関係、仏の有名ホテル・カールトンで

フランスの北の大都市リールでホテルのカールトンの持ち主と有名弁護士が拘置され、売春業に関係した5人の警察も調査を受けている。カールトンのルネ・コジュフェ(René Kojfer)お客担当部長はホテルの最高責任者であった者で警察界との付き合いで有名で、売春の売り買いの中心人物とされる。ベルギーから売春婦を連れてきてリール方面のカールトンを初めとする3つのホテルでパーティに参加させていたと嫌疑されている。

14日の仏国営ラジオ・フランス・アンフォなどによると、この事件には5人の警察が関係して協力していたと見られている。その中で、リヨン警察ナンバー2のミッシェル・ネイレ(Michel Neyret)警部の名前があがっていると報道した。

ネイレ氏は麻薬密売者に協力して権力を傘に自己の収益をあげていたとする容疑で、3日夜に拘置されていた。ネイレ警部は映画のモデルにもなった有名な警部だとフランス国営放送テレビA2は、映画の監督オリビエ・マルセルの支持まで紹介してみせている。

2009年11月5日リヨンで現金輸送車に積まれていた1160万ユーロ(約12億円)の金品が行方不明になった事件を担当したのがネイレ警部であった。

フランスの警察は大きなショックにあり、ゲラン内相は4日夕刻になって地震が起きたようだと発言しネイレ警部を定職処分にした。今度のリールの事件では津波が起こった騒ぎになるだろう。14日昼のフランス国営放送テレビA2などでは事件の縮小化の報道に躍起になっているのがわかる。2011年10月14日 @ 17:44-paris]