2014年8月31日日曜日

英国で誘拐された筈の5歳の少年は 両親とスペインで発見 

(フランス時⇒31日  ) 2014年8月29日に英国の病院で5歳の少年が脳腫瘍手術後に行方不明になり世界190カ国へ呼びかけて捜査が始まっていたが、子供は30日の夜にスペイン南部のマラガ近くで両親とともにホテル従業員の通報で警察に保護された。事件では子供が病院から突然にいなくなり誘拐事件として捜査が進んでいた。フランス通信(AFP)によると、病院から子供を連れ去ったのは、宗教的な理由ではないと両親はいっているという。エホバの証人の輸血を拒否するセクト思考とは無関係であるといっているらしい。
少年の病気に失意していた父親のAshya King(51歳) と母親のNaghemeh King(45歳)の2人はともにエホバの証人の信者になっていたと、彼らの友達は語っている。

世界を騒がせ子供を死亡させる危険を冒した両親の理由とはなんなのか?これに関し少年の父親はツイィターで、子供の病気は英国では治療が受けられないが米国やフランスでならその治療が受けられるので今回の病院からの脱出となったのだと話しているという。しかし病院側にその旨をなぜ伝えなかったのが疑問視される。

彼らはスペインに別荘をもっていてそこに行くために英国のポーツマス港からドーバー海峡をフェリーで渡りノルマンディのシェルブール港に着き彼らの車でマラガまで走った。その間、ニュースは子供のペースメーカーの電池が不足して危険な状態にあるとしてその発見が急がれていた。( 公開 2014/08/31 14:20 中部ヨーロッパ夏時間 )

 【参考記事】

Enlèvement: les parents de l’enfant britannique se défendent

http://www.liberation.fr/monde/2014/08/29/un-enfant-malade-enleve-par-ses-parents-en-grande-bretagne-en-danger-de-mort-en-france_1089531