2014年10月3日金曜日

サルコジは「ビグマリオン」を知らないと また嘘をついたのか? 嘘は世界を欺き自分を窮地に追い込む

サルコジはビグマリオンなどという名前を聞いてないといっているが、フランソワ・フィヨン元首相やサルコジの友人ダチ元法務大臣などはビグマリオンは誰でもみんな知っていたといっている。朝・昼・晩と嘘をついているのではサルコジが有名だが、確実にどちらかが嘘をついていることになる。ビグマリオン事件でサルコジの支持母体であった国民運動連合(UMP)党の責任者が2日朝から拘置になっている。あの有名なサルコジを「拘置」し7月2日には「起訴」処分にしたナンテールの「税金と財政汚職違反取り締まり仏中央局」(DCDP)によって今度は、「サルコジの眼」と呼ばれる大物エリック・セザリ(Eric Cesari)元UMP副議長が48時間の拘置がなされて尋問を受けている。その他にファビエンヌ・リアズ(Fabienne Liadze)、ギヨーム・ランベール(Guillaume Lambert)およびフランク・アッタル(Franck Attal)らは5月末から6月初めにかけて二重請求書のシステムを決める会議に出席したと見られている。


ビグマリオン(Bygmalion)社の創立者の一人ギィ・アルヴェ(Guy Alvès)は、10月1日に起訴されてサルコジの仏大統領選挙において違法な二重請求書や二重帳簿を可能にするシステムが存在していたことを判事の前で10月1日に認める証言をした。同氏はこの証言を変えないことを弁護士に確認した。判事はギィ・アルヴェを保護観察下に置きサルコジやコッペUMP元議長との接触を禁じた。このことでコッペやサルコジへの裁判所での取調べが近いことが大いに予測できる。

ビグマリオン(Bygmalion)事件は、2012年のサルコジの仏大統領選挙運動の主に舞台装置を担当する会社でUMPとの間に二重請求書や二重帳簿を行ったシステムを準備した容疑で拘置を受けている。仏大統領選挙使用金額の上限は2250万ユーロ(約33億7500万円)だが、サルコジの使った費用はこれに更に2300万ユーロ(約34億5千万円)も超過していると見られている。しかしその金の出所がわかってない。

ビグマリオン社はもともとコッペUMP議長の友人の会社で、仕事はUMPの選挙を特別に恩恵を蒙ってもらっていたことでも知られている。