2014年11月24日月曜日

サルコジの罠に落ちたかジュッペ元首相　サルコジ側の政治的重大過失と批判

サルコジの罠がささやかれたのは国際通貨基金（IMF）総裁ドミニック・ストラスカンがニューヨーク・ソフィテルホテルでの売春婦事件以来である。これは2012年の仏大統領選挙のサルコジの強敵であったためにストラスカンは狙われたと話されていた。今回は11月22日にサルコジの組織した会合に主催地であるボルドーの市長で元首相のアラン・ジュッペが招待された。そこでジュッペは会場に集まった人々に対し、仏大統領選挙候補者を決める1週間後に控えた党内予選選挙(プリメール)には「右派と中道に開かれたプリメール」が必要だと話した。このせいで野次と口笛の応酬にあったとされているが、しかし国民運動連合(UMP)党内での最大強敵であるボルドー市長のアラン・ジュッペ元首相が対抗候補のサルコジの仕掛けた罠に落とされたともささやかれている。

当然あり得ることだがサルコジの参謀各で彼のために移民大臣の職を作ってもらったといわれるブリス・オートフーはグランド・ランデブー(ヨーロッパ1／I＞Ｔéle/Le Monde主催)に出演してサルコジの罠ではないことを宣言した。ジュッペの発言が野次と口笛の批判の引きがねになったので我々の責任ではないといっている。しかしどう見ても不思議な陰謀のにおいがする会合であったとの疑惑は消しがたいのもたしかだ。

【参考記事】

VIDEOS. Les sifflets contre Juppé condamnés par les ténors de l'UMP

http://www.leparisien.fr/politique/videos-juppe-hue-a-un-meeting-de-sarkozy-hortefeux-recuse-tout-piege-23-11-2014-4315669.php