2014年12月22日月曜日

右派の論客ゼムール氏は仏テレビ解雇 イスラム教徒のアウシュヴィッツ送り発言で

「フランス人の自殺」という本がフランスで40万部も売れて記録的なものだという。これを書いた右派、もしかして極右派系の論客エリック・ゼムール氏はイタリアの週刊誌コリエレ・デラセラのジャーナリストとの対談で、イスラム教徒がアウシュヴィッツ送りになったのは多文化的モデルと適合化に失敗したからだと答えた。ゼムール氏は郊外都市でイスラム教徒がフランス人の間に生活し存在していることに関連させて、これが市民戦争を引き起こす危険性があると話していた。人種的な怨念を教唆しこれを掻き立てる、人権尊厳に違反する犯罪的な論議だとしてゼムール氏に反対する人々によって起訴された。ゼムール氏に賛成する者もいて論議が沸騰している。

植民地主義後の人種差別がフランスにはまだ残存している。悪はすべてを外国人の責任にするフランスとフランス人の贖罪のヤギにされるのだと指摘する者もあれば、逆にズムール氏は左派の格好の贖罪のヤギに選ればれたのだとエスケープゴートの公式に照合して話す哲学者のミッシェル・オンフレー氏などもいる。

ジャンジャック・メランション欧州議員が自分のブログで指摘したことからわかった。しかしゼムールはこれをRTLで否定している。これが問題なのは外国人に対する恐怖を煽るものだからである。ゼムールが10年来担当していたiTELEの「ça se dispute」の
番組は19日に閉じられ解雇された。しかしこれでゼムールがテレビからいなくなったわけではない。すぐに「ça se dispute」の常連のゼムールト氏とノロー氏の二人をパリ・プレミエー(M6系)が採用した。

ゼムールの解雇に関しては右派の国民運動連合(UMP)のクリスチアン・ジャコブ議員などはiTELEの判断に疑問を出している。

論客がテレビに招待されて何を言っても自由なのかもしれないが、フランス共和国の精神からはイスラム教徒などへの人種差別的な憎悪の教唆はテレビ局としては歓迎されないのは確かだ。


【参考記事】

Paris Première maintient sa confiance à Zemmour


http://www.europe1.fr/medias-tele/paris-premiere-maintient-sa-confiance-a-zemmour-2323791


Eric Zemmour remercié par i-Télé, Twitter s’affole

TONINO SERAFINI
http://www.liberation.fr/societe/2014/12/21/eric-zemmour-remercie-par-i-tele-twitter-s-affole_1168504

http://www.atlantico.fr/decryptage/affaire-zemmour-quand-organisations-antiracistes-se-trompent-combat-en-refusant-debat-deportation-musulmans-guylain-chevrier-1916089.htmlAffaire Zemmour : quand les organisations antiracistes se trompent de combat en refusant le débat
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Michel Onfray : «Eric Zemmour est un bouc émissaire idéal pour la gauche»

http://www.lefigaro.fr/vox/societe/2014/12/21/31003-20141221ARTFIG00129-michel-onfray-eric-zemmour-est-un-bouc-emissaire-ideal-pour-la-gauche.php