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2013年のボジジ大統領失墜の後のキリスト教徒とイスラム教徒との市民戦争の混乱の中でおきた事件で、19日、中央アフリカの南部バンギ(Bangui)でフランス布教師1人が反バラカ派のカラチニコフを持ったキリスト教民兵組織の4人に、バンギの70キロ北部のダマナ地区で現地時間朝8時ごろに襲撃され誘拐された。フランスの教会では黙祷の祈りに入っている。誘拐されたのは67歳の婦人テレーズ・プリエストさんで中央アフリカで人権団体の活動としてイモホロ村での洗礼や学校づくりを支援していた。同使節への資金提供は、フランス政府は政教分離法(ライシテ)に基づきすることはできない。非政府組織(NGO)のカトリック医療機関(CODIS)がイスラム人の洗礼を支援していた。反バラカ派というのは、蜂起軍と戦うイスラム教徒により組織されたきわめて政治色の強いもので、2013年12月イスラム虐殺の容疑で彼らの首領ロドリグ・ナギィボナが17日に北東部のムッカでミヌスカ(Minusca)によって逮捕された。その復讐としてミヌスカで働く司祭が誘拐されたと見られている。
誘拐された別の男性はサンテスプリ(Sant-Esprit)派の司祭で、20日に同様にキリスト教民兵組織によって誘拐された。