2015年4月28日火曜日

「ジャンセニスト」の仏高級官僚がタクシー代 10ヶ月で600万円 公共財乱用がスキャンダルに

ジャンセニストのアニエス・サール氏は、INA(国家視聴覚センター)局長に就任して以来10ヶ月で4万ユーロ(約600万円)のタクシー代を請求していたことがわかった。アニエス・サール氏が就任したときには「自分はジャンセニストなので、高級レストランやシャトーでのセミナーなどの贅沢は私の好みとは無関係である」と、倹約財政の宣言をしていた。その宣言は虚偽であったことがばれて、このジャンセニストの名をINAに冠した彼女だが、カトリックの一般的な質素倹約のイメージが辱められ。公共財乱用がスキャンダルになっている。
サール氏は息子にタクシー会社の番号を教えたために、息子が使用したタクシー代金6700ユーロ(約100万円)や、週末に使用したタクシー代などが全体の3分の1を占めているために、これらを返済するといっている。

アニエス・サール氏はチュニジア生まれのフランスの高級官僚でポンピドーセンター総監や新設の国立図書館の館長も勤めた。彼女はマチユ・ガレがラジオ・フランスの局長に就任したた
めに、その後釜に2014年4月に任命になっていた。右派の、セルジュ・ダッソー氏の新聞フィガロ紙(Le Figaro.fr)を引いて2015年4月に、彼女の公共財乱用罪の可能性を指摘していた。

ジャンセニストとは一言でいえばカトリック教会とプロテスタント教会の中間的な教派である17世紀にオランダのヤンセンが始めた。ジャンセニストの考えはフランス人のカトリック観に近いともいわれている。



Agnès Saal, actuelle PDG de l'Institut national de l'audiovisuel (INA), a dépensé pour plus de 40.000 euros de factures de taxi en l'espace de dix mois. Elle évoque "une...
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