ジュイエ氏はフィヨン首相の時に2年間欧州問題担当相をしていた。
フィヨン氏は次の2017年の大統領候補者として国民議会連合(UMP、現在の仮称、共和国党)から立候補する意図もあり、サルコジが邪魔だったと考えられる。
ルモンド紙側の弁護士は二人のジャーナリストの公刊した情報は正しかった。みんなが知る公共の利益に役にたったことを裁判所は認めたのだと話した。
まったく不思議な事件なのだが、なぜフィヨン元首相がサルコジ前仏大統領を失墜させようとしたのかだ。これまでサルコジの金魚の糞みたいにしてきた人間がいくらサルコジが弱体化したとはいえ、大統領選挙にはジュッペボルドー市長(元首相)も立候補するし他の有力な候補も党内にはたくさんいるのである。フランソワ・オランド仏大統領が人気が少し出てきた時でもあったので、やはり最大のサルコジの政敵はオランドなのであり、サルコジの2017年の大統領選挙運動資金での違反が暴かれてUMP全体が動揺していた時でもあった。謎を残さない理解からは、オランドを落とす逆襲にでたのではないかという筋で考えるとわかりやすいように思われる。そのために使われたのがフィヨン元首相と勝手の部下であったジャン・ピエール・ジュイエ氏ではなかったのかと思える。
当時においてもまったく不思議な事件であった。当然のこと、これは話題になっていたし、政治の司法への口出しが心配されていたが、オランドはこの事件に関して不思議なくらい遠ざかっていたのは賢かった。
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http://www.laprovence.com/article/actualites/3129346/fillonjouyet-premiere-manche-judiciaire-avec-laudience-en-refere.html
http://www.lemonde.fr/politique/article/2015/07/09/affaire-fillon-jouyet-relaxe-pour-le-secretaire-general-de-l-elysee-et-les-deux-journalistes-du-monde_4677169_823448.html