5日の国民投票ではまだ最終結果は出てないが61%以上がこの欧州議会の要求する緊縮財政策を批判して受け入れなかった。ギリシャはチプラス首相支持者側の勝利となった。ギリシャはこの5年間でメルケルや前仏大統領のサルコジの指導の中で経済は破壊され立て直すことなどできなくなっていた。
ドイツはギリシャが金が返済できなければ、ユーロ圏から追い出すことを匂わせていたからだ。その有無をいわせない非民主主義的なやり方を、今回のギリシャの国民投票が「ノン」といったのである。サルコジとメルケルのやり方を「ノン」と批判したものだった。
このことを明快に解説したのは5日の民放BFM.TVにギリシャから出演したパスカル・ジャッツ氏であった。同氏は、チプラス(Aléxis Tsipras)首相に率いられる「ギリシャ急進左派連合」シリザ(SYRIZA)によって、財政の貧しいポルトガルやイタリアやスペインを味方にしての、新しいデモクラシーが生まれるといっている。
6日にはドイツのメルケル首相はパリに来てオランド仏大統領との意見の相違を一本化することになると報道ではいっている。欧州諸国の首脳会議は7日に開催されてギリシャの国民投票結果と今後の方向を論議することになる。
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